子育て
2023.12.12
妊娠、出産時は女性は様々な身体のトラブルや不調がつきもの。
特に、注意しないといけないのが、カルシウム不足です。
妊娠・授乳期は女性ホルモンの分泌の関係で骨密度が低下しやすいと言われており、カルシウムの接種が必須!
そこで今回は、妊娠・授乳期の骨密度の低下についてや、効率的なカルシウムの接種法について調べてきました。
妊娠期・授乳期のママのカルシウム不足は、昔から問題となっており、積極的なカルシウムの摂取が推奨されています。
産後は、骨密度の低下を抑える女性ホルモンの分泌が減少します。
この女性ホルモンは徐々に回復されると言われていますが、出産後に母乳で赤ちゃんを育てる場合、授乳によって赤ちゃんへ必要な栄養分を送るため、特にカルシウム不足になりやすくなるのです。
また、ここ数年、若い頃の無謀なダイエットによってカルシウム不足の女性が昔よりも増えており、若くして骨粗しょう症になってしまうという事例も増えています。
・授乳期を終えると骨密度の低下は徐々に回復する
骨密度の低下を抑える女性ホルモンの分泌は、産後は一時減少するものの、授乳を終えるにつれて徐々に回復し、元に戻ると言われています。
そのため、授乳をしている場合でも、卒乳するだけでお母さんから赤ちゃんへのカルシウムの移行を抑制することとなり、骨密度が10~20%改善されるのです。
・妊婦さんのカルシウム不足は妊娠授乳関連骨粗しょう症の原因に
カルシウム不足による骨粗しょう症は、授乳期のママだけの問題ではありません。
まだ授乳をしていない妊婦さんにもカルシウム不足は深刻な問題なんです。
妊婦さんは、へその緒を通じて赤ちゃんに必要な栄養分を送っており、これは授乳と同じ状態。
そのため、カルシウム不足になると経産婦さんと同様、骨密度が減少し、妊娠授乳関連骨粗しょう症の原因となります。
妊娠期もしっかりとカルシウムを取ることが大切です!
・授乳中は1日1,000mgのカルシウム摂取を目標に
成人女性のカルシウム推奨摂取量は1日当たり650mg、上限は2,500mgと言われています。
特にカルシウム不足が進む授乳中は、1日あたり1,000mgのカルシウム摂取が理想です。
カルシウムは牛乳や乳製品以外にも、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、小魚類や海藻類にも含まれています。
最もカルシウムが摂取できるのは牛乳・乳製品ですが、様々な食材をバランスよく組み合わせることで、効果的にカルシウムを摂取することができます。
今回は、妊娠・授乳期に起こる骨密度の低下についての対策やカルシウム摂取について紹介いたしましたが、いかがでしたか?
バランスの良い食事をとることや、牛乳、乳製品、そして小魚などを積極的に取ることで、カルシウムの摂取にも繋がります。
色々なトラブルが多い妊娠中や授乳期ですが、快適に子育てライフを送るためにも、きちんとした食生活を送ることが大切です!
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