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2025.07.22
『クレイセラピー』
あなたはこの言葉を聞いて何を思い浮かべましたか?
私がこの本に興味を持ったのは「クレイセラピー」という耳慣れない言葉に惹かれたからでした。
泥パックはしたことあるけど、、そんなに深くは考えてなかった。
そんな私ですがこの本を読むと「クレイ=泥」には自然の力が宿っている——そんな発想はどこかスピリチュアルでいて、でも理にかなっている気がして、直感的に「今の私に必要な内容かもしれない」と思いました。
この本では、クレイセラピーの基本的な仕組みから、使い方、体への作用、そして月の満ち欠けと合わせた実践方法まで、思っていた以上に丁寧でわかりやすく紹介されていました。
クレイはただの泥ではなく、地球の中で何万年もかけて育まれたミネラルたっぷりの天然素材。吸収・吸着作用によって、体内や肌の不要なものを引き出してくれるとのこと。
私が特に印象に残ったのは、「満月や新月のタイミングに合わせてセルフケアを行う」という提案です。
日々忙しくしていると、つい自分の体や心の状態に無頓着になってしまいますが、「月のリズム」に意識を向けることで、自然と自分の内側にも耳を傾ける習慣が生まれるように感じました。
また、クレイセラピーというと、特別な技術や高価な道具が必要なのかと思っていましたが、本書では自宅で簡単に始められる方法がたくさん紹介されており、「今日からでもできる」と感じられる実践性も魅力でした。
バスソルトの代わりにクレイを使うだけで、入浴の時間がぐっと癒しのひとときになる。
そんな些細な工夫の中に、日常を少しずつ整えていく力があるのだと実感しました。
この本は、癒しを必要としているすべての人にそっと手渡したい一冊です。
疲れた心と体に寄り添い、自然の力を借りながら「整う」ことの大切さを思い出させてくれます。
とくに、自分の心身のバランスを見失いがちな人、自然とのつながりを感じながら暮らしたい人には、ぴったりの内容だと思います。
🌿おすすめポイント
◎クレイセラピーが初めての人にもわかりやすい構成
◎月のリズムと連動したセルフケアの提案
◎自宅で簡単にできる実践例が豊富
◎読んでいるだけで癒される、やさしい文章と温かい世界観
🌕評価:★★★★★
読むだけでも癒され、実践すればもっと自分を好きになれる。
そんな不思議な力を持つ本です。
書名:『はじめての月読みクレイセラピー』
著者:ありかわとしこ
出版社:游藝舎
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